拍手ありがとうございます。
「絵が満足に描けないよ~。助けてドゥルゥアえも~ん」
と心の中の青狸に泣きついたら、
「ハハッww」
と言われたのでちょっとへこんだ。
少しレベルアップを目指し、トレスにチャレンジしようと思った。
でもただの構図トレスだとモチベーションが上がらない(WAGAMAMA)ので、自分の好きな何かのトレスをしてパロディ絵にしようと思った。
そんなわけで第一弾(にして最終回かもしれない)!
クイズだよ!
下の絵は何のパロディでしょ~か?
ヒント!
二つの作品のパロディです!
正解はず~~っと下。
答えは
①構図→映画「シャイニング」
②衣装→九龍風水傳の妖精さん
でした!
分かったかな☆
分かるわけねえだろ。
でもシャイニングはもしかしたら分かったかもしれない。
超絶有名ホラー映画ですものね。
双子ちゃんが横に並んでるシーンです。
九龍風水傳は絶対分からない。
だいたい、DQを好きな人が九龍にハマるわけがない。私はよく知ってるんだ。
由緒ある血統至上主義、品行方正、道徳心のあるよい子たちが最後に勝つ光あふれるDQにハマる人が、九龍が好きなわけがない。いたとしても、九龍は九龍でも学園の方だろ。風水の方はない。
1997年のゲームにいまさらネタバレも何もないと思うのでざっくり言ってしまいますが、九龍風水傳というのは香港に実在した違法建築九龍城砦をを舞台として、風水師の主人公が風水を正すためにお使いしまくって人柱をたてる、カオスの極みみたいなゲームです。
DQの秩序ある世界観、グラフィックに慣れている人はまずあの一人称視点で画面酔いするだろうし、複雑な街の造りと、PS初期の画質と九龍城の雰囲気が最高にマッチしたあのグラフィックに慣れるのがきっと難しい。サイバーパンクアジアンゴシック最高。
そしてきっと、住人の世界観の理解に苦しむと思います。
フェチ講じてフェチの対象に物理精神ともになりきって人間やめちゃう人がいっぱいいるし、人間の形してても服装が変だったり、心がどこかにいってたりする。
街にある職業も変。美脚屋とか、闇鍋屋とか、妖精さんとか。
妖精さんは転送屋です。別の街に主人公を送ってくれる、兄弟らしいんですね、どうも。あとはダンスホールで踊ってます。
それから、キャラクターデザインが変で良いです。褒めてます。
モノと人間が合体したものにしても、サイボーグにしても、普通の人間にしても、鬼律(魔物みたいなもの)にしても。最高なんですよ。
とりあえず妖精さんを検索してみて、駄目だなと思ったらきっと合わないと思います。
何度も九龍風水傳の話をして、こんなに語って、おかめは画面の前の皆さんにこのゲームをやれと薦めているように思えることでしょう。
薦めてません。私が語りたいから語ってるだけ。
私のファン心理は複雑骨折してるので、最高な世界を広めたい気持ちと、誰にも知られなくないし分かって欲しくない体験してほしくないという気持ちがいつもせめぎ合ってるんです。
だから、これだけ語ってるけど、本気でやってほしいとは思ってません。
私が語っている理由は、九龍風水傳の世界に浸るためです。そのためにここにその妄想を公開してるんです。早い話が公開ナニー的な、気持ち悪い楽しみ方ですね。
だいたいこのゲーム、私は大好きですけど、受け入れられない、受け付けられない人も多いと思います。多分、報われないと嫌とか、正義感が強いとか、現実に重きを置きたいとか、礼儀とか社会的モラルは絶対しっかりしてないと嫌とか、そういう人的は知らないまま生きていった方がいいゲームだと思います。
たとえば感覚的に、拙宅のキャラクターでたとえると、Ⅰ主人公にはこの世界観は分からないと思います。Ⅷ主はあんまり好きじゃないって言いそう。Ⅱ主は何だこれ、変な世界だなって言う。サンドラは溜息一つついて、ソフィアは嫌がるかな。Ⅺは案外抵抗なく、順応する気がする。
でも最高なんです。あの偏執的な世界観、生活に溶け込んだ狂気、絶妙な美しさ。
日常に溶け込む静かな狂気を感じられるお話が好きです。
……で。
上の天使達のイラストは妖精さんのお洋服でした。
悔しいんですけど、描くの楽しかったです。
自分の偏愛するものを描くのは楽しいです。
また気が向いたらやりたいと思います。