Ⅹの旅②

Ⅹのプレイメモです。
ネタネタのバレバレ。









〜これまでのおはなし〜

アストルティア国民となって、十一ヶ月。十ヶ月ぶりにログインした魚は、故郷の猫魚戦争を後回しにし、初めてエルフのキーエンブレムを手に入れた。賢者ホーローに「先が思いやられる」と言われた。ホントにな。














今回は3本立てでお送りします。



・筋肉に誘われ

・岳都、運命の出会い

・キミに家を贈りたい








●筋肉に誘われ




グレンに行きました。

戦好きな武人が多いと噂の、オーガ族の住まう街です。






とりあえずオーガ族の様子が知りたいので、住人の話を聞く。


グレンの城は、頭領のバクド王がガートラントという御近所さんに宣戦布告をしたために、これから始まるだろう戦に備えているところなんだそうな。


王様は一人前の証を持つ強い旅人を兵士にしたいと望んでいるそうで、以前来たときに門番さんが一度、魚をスカウトしてくれたのですが、魚は先に転職クエストをこなしてダーマ神殿を解放したかったので、城には行っていなかったのでした。




城に行ったら、麦わらとんがり帽子の爺さんが牢屋にぶち込まれるところでした。麦わら爺さんは賢者様だそうです。バグド王とも顔見知りの、高名な人なんだそうですが、王は爺さんを邪悪な偽物扱いしまして、牢にぶち込むんです。


勿論魚も、王の邪悪ジャッジが下されまして、ぶち込まれました。





爺さんの入った牢屋へ案内された魚でしたが、兵士長が二人とも釈放してくれます。

どうやら、城の人たちは王様がおかしくなってしまったと感じているようです。

以前、王様は呪いのペンダントを身につけて死にかけたが、癒しの賢者なる人にペンダントを取ってもらって九死に一生を得た。けど、それ以来頭痛がひどく、常にイライラして、人が変わったようだ。ガートラントに宣戦布告したのも、ネックレスを身につけた後のことだったそうな。



爺さんが解決策を知っていて、それを魚ならやれるだろうというので、兵士長のお願いもあり、やることにしました。









爺さんは長い口髭と目隠し帽子のせいで、顔がよく見えない。煙管をぷかぷかふかす様子が、なかなかにイカす。

爺さんのデザインがいいゲームは良作と決まっています。







爺さん曰く、聖杯を手に入れて雪山で見えない樹木からしたたる滴を取り、王に飲ませるのがよろしいとのこと。


指示通り、まず何やら訳ありげな骸骨剣士を倒して聖杯を手に入れました。

その後、雪山に登って龍と戦い、不思議な木から垂れてきた滴を聖杯に取りました。


城に戻ると、兵士長が待っていて、杯をくれと言うので渡しました。



兵士長と近衛兵たちと、三人がかりで王に滴を飲ませますと、無事王の頭痛が治り、正気を取り戻しました。

王は自分がネックレスを身につけてからのことを覚えていないそうです。

ネックレスは呪いのアイテムで危険だと言うことで、癒しの賢者様が持っていってくれたと、そう伝えると王はびっくりします。

ネックレスはガートラントからの友好の品に入っていたもので、長らく仲良くやっているガートラントからそんなものを贈られるはずがない、とのことでした。


その辺りの真相は謎のまま、魚はオーガ同士の戦争を回避させた功績を称えられ、黒のキーエンブレムをもらうのでした。






関係ない話ですが、ネックレスの回想時に出てくる癒しの賢者さまが、オーガ族をして「非常に大きな人間」と呼ばれるほど本当に大きくて、遠近感が狂いました。

専用グラフィックが出てくると言うことは、後のストーリーに関係ある人物です。

まあ、名前はⅩをやっていなかった頃から聞いてたので、姿を見る以前に名前が出てきた時点で「この人、後で出てくる人だー」と、顔見知りを見つけたような気持ちになりました。










城下を散策して話をしていると、オーガ族はまっすぐな性格の人が多そうだと感じます。


メインストーリーで登場したジダン兵士長なんて、よく礼儀を弁えた、まさに絵に描いたような武人、忠臣でした。

城にいる兵士たちは、バグド王のことを慕うものが多いためか、王を案じたり、かねてからオーガ同士の争いはしないべきと考えていた王の考えの影響を受けてか、戦争を回避すべきと考えて、戦わずに済んだことを喜んだりしていました。



城下にも色んな人がいました。父親が心配で、戦争を嫌がる気持ちを素直に出す子供。ガートランドに住む知り合いのことを思う女性。


一方で、城下の爺さまがたの発言はなかなかに血気盛ん。

戦が始まるんじゃ!と喜ぶ爺さんもいれば、レベル30以上の戦士以外は生きようが死のうがどうでもいいという爺さんもいました。








言いよるわ。

話してる内容の過激さに反して、非常に丁寧な敬語なのが、いい。






オーガは潔く、見てて気持ちいいですね。
















● 岳都、運命の出会い



昔々、Ⅹプレイヤーはゲームを始めるにあたって、まず五種族の中から好きな種族を一つ選び、キャラメイクをするのだと聞いた時のこと。


おかめは最初にドワーフを選ぼうと決めてました。

ドワ女が可愛いなって思ったんです。あの空豆みたいな丸っこい感じがいい。ドワーフ族がロストテクノロジーの種族だっていう設定も、ポイントが高い。

そんなわけで、絶対女の子キャラはドワーフにしようって決めてました。


それが何故か現在、最初に魚男でプレイし始めてしまってますけれども、既にドワ女で別垢も作りましたし、もともと一番関心があったのはドワーフ族だったのです。


だからドワーフの始まりの街の筋書きも調べて知ってた。

鉱山で命を落としたドワーフに、主人公が乗り移ることも知ってた。




でも、まさかこの岳都ガタラに、ここまで趣味の素晴らしい汚いおっさんがいるとは知らなかった。








完全にノーマークでイベントを見てたので、魚でガタラの町を初めて訪れた時、写真を撮るのを忘れてしまいました。だからちょっと、このガタラの話では、サブ垢のドワ女で撮ったスクリーンショットが混ざります。すみません。



ノーマーク。

油断してた。



怪盗ポイックリンの謎の口上と、堂々としたパンチラに気を取られてた。











ドワーフは普段から下着みたいな格好で歩いてるから、パンチラなんて気にしないのだ。








そしてこちらが、今回私が心奪われたガラクタ屋敷の主人ダストンさんです。









初発声奇声。


なんだその格好は。バカボンのパパか。





ダストン氏は名前の通り、世間からすれば何の役にも立たないゴミみたいなガラクタが大好きで、家に集めています。怪盗ポイックリンはいつもダストン氏の大切なガラクタを盗むので、ダストン氏はおかんむりです。








笑った。



魚は見事ダストン氏よりモノホンの三級品認定されたので、弟子認定されました。ポツコン2号という名前ももらい、ポイックリンに奪われたガラクタを取り返しに行くことになります。





いちいちダストン氏と、その弟子第1号のポツコンさん(写真右)の言動が面白いので、全部スクリーンショットをあげたくなるようなんですけれど、そうするとこのページがえらいことになりそうなので我慢します。











ところで怪盗ポイックリンの正体は、実はダストン氏の養女です。

ダストン氏は役立たないものが大好きなので、遺跡に捨てられていた赤ん坊の女の子を「赤ん坊なんて役に立たない」からと、拾って育てたそうなんですね。ポイックリンの本名はチリちゃんと言いまして、街の景観を損ねるガラクタ屋敷の住人として街の人から厭われているダストン氏と違って、可愛くて優しい子として街の人から慕われています。



チリちゃんは数年前、ダストン氏と大喧嘩して親子の縁を切られ、家を追い出されてしまうのですが、それでも父親が趣味のガラクタ集めで危険なガラクタを拾ってきた時に、自分を怪盗と偽って危険なガラクタを盗み、こっそり処分しているんです。





ポイックリンの後を追った魚は、ポイックリンが今回盗んだ石板をマグマに投げ捨てるところを見ます。ポイックリン曰く、石板はかつて滅びたウルベア帝国の遺物である古代兵器を目覚めさせる鍵なので、絶対ダストン氏に持たせておいては危ないと考えたのだと。

「自分を追い出した人でも、大切な人だから」と言うポイックリンあらためチリちゃん、確かに優しいしっかり者です。






しかしダストン氏の欲望恐るべし。


チリちゃんが投げ捨てた石板を、こっそりマグマに届く前に回収してました。チリちゃんの立つ崖の下の壁面にへばりついて隠れてて、石版が落とされたところを網でキャッチしたんですね。

おそるべき身体能力。能力の無駄遣い。





まんまと石板を手に入れたダストン氏は、古代兵器の眠る遺跡へ向かい、古代兵器を目覚めさせてしまいます。


ここのダストン氏の言い草が良くて、最初バラバラになっている兵器を見て「完璧な役立たず」だというようなことを言うのですが、そのあと兵器が合体して元の姿に戻ると、「こんな役立つものはいらない。壊して元のガラクタに戻せ」と魚に言うのです。



ブレない。












命令通り、古代兵器を壊します。


こういうデザイン好き。




壊れた兵器を見てダストン氏は喜びます。


でもチリちゃんは、どうしていつも命を粗末にするような危ないことをするのかと怒ります。するとダストン氏は自分の命なんかよりガラクタの方が大事なんだと言い返します。


ダストン氏のブレなさがあんまりなので、怒ってたチリちゃんも笑ってしまい、ダストン氏の言い分を「そこまでガラクタが大事だとは思わなかった」と認めます。

そして二人は親子の縁を取り戻し、ダストン氏は嬉々としてガラクタになった兵器を家に持ち帰るのでした。












ここ、良い。







ダストン氏は常軌を逸したマニア気質です。でもその美学には、確かにダストン氏を支えたいと思わせるような、不思議な魅力があるんです。







ダストンさんに会うために、私はⅩをプレイしはじめたのではないかという気さえする。



黄のキーエンブレム以外にそんな感慨を得た、岳都ガタラ編でした。








●キミに家を贈りたい





さて、本日のラストは、メインストーリーではなくおまけ要素です。





Ⅹでは住宅村というのがあって、自分のマイホームを作ることができるとのこと。



当初私は、

「当分はストーリーを進める形でもいいかな。ドワ子やエテーネの主人公二人は家を持ちたがるだろうけど、魚は持ちたがらなそうだし。当分は根無草でもいいかなー」

と思っていた。




でもその考えは変わった。









グレンの宿のコンシェルジュさんのところへ、元気玉をもらいに行った。




思った。





「オギャりたい」







剣を持つよりも果物ナイフとか針を持つのが好きなオーガさんって、なんか来るものがあるな。




オーガ族はまっすぐで、しかも男性ならばすごいこだわってものを作りそう。




そんなオーガさんに、食材とか裁縫の材料とか提供してあげたい。




さらにわがままを言うならば、そんなオーガさんが待っている家があったら、すごく幸せな気がする。





いや、オーガさんが自分の家にいるんじゃない。




魚の金で家を買って、オーガさんの家として住んでもらいたい。






つまり、オーガさんに家を貢ぎたい。









そんなわけで、ガタラのキーエンブレム入手後にジュレットに戻りました。


猫島にはいかず、住宅村へ行く人でなしの魚。魚だから当たり前なのだ(そんなことはない)。


未開のジャングルに狭い土地を買った。未開のジャングルを選んだのは、単純に語感にピンと来たから。広いのを探しても良かったんだろうけど、あまりに広いとオーガさんが手入れするのが大変だ。広い家に一人きりなのも寂しいだろう。 



まだどんなオーガさんが来るとも決まっていないのに、妄想が先走るプレイヤー。これだけでもう一本SSが書けると思った。




小さい家を作る。

全ては家を作ると来てくれると言う、プライベートコンシェルジュさんのため。


オーガさんに貢がせてもらうためです。





そして管理人を呼び出し、コンシェルジュさんと出会った。








レイゴンさんです。名前は出会った時のそのまま。




できれば宿屋コンシェルジュの服を着て欲しかったけど、ないから仕方ない。本人の意思を確かめずに無理やり来させるのも良くない。


でもプラコン衣装は確認した。あったら買って貢ごうと思ったけど、ない。


実装待ってます。












フゥ〜↑↑↑





これから、レイゴンさんのために金を稼ごうと思います。

自分の装備品ももう少し進んだらどうにかしないといけないのでしょうが、今はいい。槍だけはあるし。




既に思い出映写機を買って、ラグとベッドを二つ設置しました。レイゴンさんに、「自分、こんな旅をしてます」っていうプレゼンをするための映写機と、くしゃみしてて寒そうなレイゴンさんが風邪をひかないように、足元のマットとあったかそうなベッドを買いました。
















バレンタイン仕様ですけど。



奥の方のベッドがレイゴンさんのです。



本当はもっと大きなあったかそうなのを買いたかったのですが、金がなかった。


キッチンと風呂場がないのですが、レイゴンさんには申し訳ないんですけど、料理はしばらくどこか一緒に作りに行くか、食べに行くか、簡易コンロで調理してもらって、風呂はどこか連れて行きたいと思います。








ここで恐らくここまで読んでしまった皆さんは、私のキマリっぷりに引いているだろうと思います。


恐れ入りますが、引かれても気にしません。これからもレイゴンさんに貢ぐので、引いた方は無理してこのサイトを見てはいけませんよ。
もっと美しい自然とか見た方がいいと思います。視力が良くなりそう。





ちなみに、この記録とⅩ創作は似通ってる部分がそこそこありつつ、別物になると思います。別というのはどの辺かというと、物の感じ方とかイベントの経験の仕方とかです。

今は私の感想を多く綴り、起きたことをおおよそその通りにまとめています。ですが、創作の方はある程度起きた内容にアレンジが効きます上に、主体となる人物が二人に増えます。
たとえば「エクス」の冒険の書なら、人エクスが魚エクスの体を動かしている中に、たまに元の持ち主の魚エクスが来る感じで、魚エクスの体を通じて人と魚が共存する形になります。
二人の性格は当然違って、雑に言うと、魚はボケ、人はツッコミです。

仮にマイホームを持てるって話を知った時なら、
人「家はあった方がいいだろ。拠点になるよ」
魚「家なんて、縛り付けられるだけで面倒だってー」
って感じで、延々と脳内会話してるんだと思います。




基本的に私の感想を書くこのプレイ記録ですが、実は魚が感じそうなことは「魚が〜」と言う形で書いてきています。人の方もこれから出てくると思います。





ちなみに人の方は今、魚の家に対する考え方の変化の早さに、引いてます。















今回はここまで。



前回に比べて頑張って書きました。





ここまで読んでくださった方、お疲れ様です。


よく目を休めて、美しい自然を見てください。