「英雄のための追想曲」で気付いていた方もいたかと思います。こういうことでした。
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「愛の形の事」でアリアが魔法を会得する原理の話をしていた時に慢性的に神霊の声が聞こえる者の話をしていましたが、これは拙宅において悟りを得る原理とほぼイコールでもあります。一つは先天または後天的な心身の欠落。もう一つは生死の淵を彷徨う経験。
ルネは後者であるという話でしたが、テングは前者の一員です。
前者の欠落は五感を含みます。テングは生まれながらに目が見えません。目が見えなかったために捨てられていたのをグリンラッドの老人が拾いました。彼が神霊の声をルネ以上によく聞こえるのは、彼等の声を拾って活用するしか生きる術がなかったからです。
精霊の声を拾うことで周囲に何があるかを把握して生きてきました。物語本編の頃になると、自分で魔力探知が出来るようになったり神霊の目を借りることが上手に出来るようになったりしているので目が見える人同様に動くことが出来ます。目穴のない遊び人型ぬいぐるみを着ていても普通に動けるのはそういう理屈です。
全くの闇の世界で一番感じ取りやすかったのが、主神の系列から外れていて単独で存在している魔力の強烈なサタルだったんですね。それでこうなったわけです。
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二人称風小説です。
「風」がつくのは完璧な二人称として書けたとは思えないからです。ちょっと自信ないです。
でも本編書いてる時からずっと書きたいなと思って地道に書き溜めてきてたので書けてよかったです。
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話が逸れますが最近昔書いたSSのあとがきがうるさくて削除しようかと考えています。
他人様の語りはいいのですが、昔の自分の語りは、特にSSの後に同じページに書いた自分の語りは見られたものではありませんね。やっぱりブログに書くのが一番だと思います。
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以上、蛇足でした。
本編に絡めても意味のない話なので放っておいてましたが、この話で消化できて嬉しかったです。
ありがとうございました。