三槍阿保話【腐】①

※刀ネタ腐話です。にほへしです。






こちら対へし切長谷部心理戦闘対策室
 
 
 
①出陣
 
 天下三槍と言えば結城の御手杵、本田の蜻蛉切、黒田の日本号の三本を指すと知らない審神者など、きっとこの国のどこにもいないだろう。槍男士は他の刀剣男士に比べ育成にひどく時間と労力と資源を注がなくてはならないが、育ち切った時にはかけがえのない戦力となる。雑兵をものともせず敵将のみを貫けるその鋭い穂先を求め、名立たる名剣をさしおき戦場を駆けまわる審神者も少なくはない。
 三本はその本体は勿論のこと、審神者の手により目視出来るようになった人の身も見事なものであった。容姿の趣こそ違えど尺にも及ぶ上背に無駄なく鍛え抜かれた筋骨は美しく、また戦の美学こそ異なれど戦場で見せる槍としての矜持を漲らせたその雄姿に、魅せられぬ者はいないに違いない。
 さて、そんな性格外見戦法三者三様である三本だが、常にベタベタとくっついて離れないことこそないものの、実はそれなりに仲が良い。勿論その本丸に顕現する個体の組み合わせによって差はあるのだが、表面上どうであれ、概ね三名槍の間は奇妙な連帯感ないしそれに似た何かがあった。
 それは今回話題となる、さる本丸の三名槍においても同じらしい。各々に馴染みであったり気が合ったりする刀剣はいるのだが、槍同士で集まると、彼ら相手とはまた違った気安さを覚えるのだ。
 現にその晩も、三本は割り振られた大部屋にて円卓を囲み杯を傾けながらだらだらと語る、そんな時間を送っていた。語ると言っても特定の話題を熱心に話し合うわけではない。基本的に黙々と杯を干しては、ぽつりぽつりと話をする。その内容はいい加減でまとまりがなく、第一部隊の狩って来た首の切り口から鬼気迫る戦いぶりが伝わって来るだの、江雪左文字の本日一日において一番心の和睦に訴えかけた台詞は何だったのと話題は多種多様。語るペースにも緩急があり、しばらく黙っていたかと思えば急に盛り上がったりする。槍部屋とは、そういう場所だった。
「では、ここで質問です」
 冊子を手元に広げた御手杵が、何を思ったか突拍子もなく告げる。槍部屋の秩序がないのは五割方このマイペース極まりない槍のせいなのだが、そんなことはもはや他の二本も気にしない。
「蜻蛉切、質問だとよ」
 円卓に向き合いもせず、現代の夕飯後にテレビを見る親父よろしく片腕枕に寝酒と洒落こんでいる日本号が流す。一見最も自由気ままに思える豪放磊落傲岸不遜天上天下唯我独正三位な彼だが、実は他二本に比べると自分の方が平均的にブレーキのかかりやすい性質であることに自分でも気付いている。
「何だ、急にどうした」
 その日本号の真向かいで蜻蛉切が几帳面に問う。三河男士であると同時に本丸貞淑度及び包容度ナンバーワンを誇ると言われる彼だが、その誠実さと包容力がこの部屋の混沌を助長させていることに本人だけが気付いていない。
「この指は何本に見えますか」
 御手杵は右手の指を二本立てる。蜻蛉切がすぐさま答える。
「二本だろう?」
「三本」
「よし、いつも通りだな」
 平然と二本指を立ててのたまう正三位にも頷いて、御手杵は視線を落とし手にした雑誌の頁をはらりと捲った。蜻蛉切と日本号は、無言でその視線を追う。
「あんたらが部隊の隊長だとする」
 御手杵は目を上げて、真面目な表情で語り出した。何だ、戦術の相談か? 意図は分からないまでも、戦が絡めば黙って聞いてしまうのが刀剣男士の性である。二本は大人しく言葉の続きを待つ。
「あんたらは部隊を引き連れて敵陣に乗り込んだ。すると、前方に敵の秘密基地を発見した。ただこちらの刀装は残り少ない。戦いが長引けば不利になるのは間違いない状況だ。だが、あんたらは指示を出さなくてはならない。さて、どう指示を出す?」
「そりゃあお前――」
「一、とにかく先手必勝。その場で総攻撃を仕掛ける」
「選択肢あるのかよ」
「二、隊員と作戦を練って、勝機が見えれば攻撃を仕掛ける。
 三、敵に見つからないように万全の態勢を整えて、審神者からの連絡を待つ。
 四、敵地だから不利なので、一時退却」
 さあどれにする、とここでやっと御手杵が己の両隣を窺う。日本号が眉根を寄せて、無精ひげの生えた顎を擦る。
「情報が少なくねえか? まあいいや。俺なら二だな」
「迷うところだが、三で。勝ちに行きたい所だが、刀装もまともにない状態で敵陣に斬り込むのは危険だ。主のご意見を仰ぎたい」
「おおー、なるほどなあ」
 御手杵が感心した風の声を上げる。しかしその目は、もう冊子の方を向いている。
「診断結果を発表するぞ」
「は?」
「二を選んだあなたは用意周到な人。相手の情報は漏らさず集め、可能性があることを確かめてからアプローチするタイプです。だから成就の可能性が低ければ、決して行動は起こしません。自分が傷つくことを恐れるというよりは、相手に負担をかけたくないという気持ちが強いのでしょう」
 御手杵はどうも、冊子に書いてあることを読み上げているらしい。一区切り付くと日本号をちらりと窺ったが、ポカンとした顔を認めたらすぐにまた紙面に視線を落とした。
「三を選んだあなたは、好きな人が出来ても自分からは決してアプローチしません。相手からの出方を待つか、周囲の人が業を煮やしてあなたのために動いてくれるのを待つのがあなたです。自分が傷つくのを最も恐れるタイプです」
「お、御手杵殿?」
 蜻蛉切は戸惑いに太い眉を吊り下げている。
「今のはいったい」
「心理テストと言うらしい。人間の深層心理を暴くための問答のようだが、武器にも通じるのか試してみたいと短刀達が言うから、俺も協力して何人かに聞いてまわってるんだ」
 あっけらかんと、こちらの予想を裏切る言動を繰り出してくることには定評のある御手杵である。しかし今回のこれは初めてのパターンだ。蜻蛉切も日本号もやや目を丸くして、何と言ったらいいものか分からなくなってしまう。
「ちなみに今の問いでは、答え方次第で『回答者の恋愛の始め方』が分かるらしい」
 どうだ、当たってるのか? 御手杵は何食わぬ顔で飄々と首を傾げる。対して、蜻蛉切の顔は真っ赤に茹っていた。
「ひ、人が悪い! そういったものを問うのなら問うと、先に言ってくれ!」
「えー? 言ったら深層心理が暴けないだろ。なあ、当たってるのか?」
「知らん! 男児たるもの、そのような不名誉な結果を告げられて黙っては――」
「まーまー、そうムキになりなさんな」
 先に笑いだしたのは日本号だった。よっこらせと上体を起こすと、円卓に据えられた徳利を引き寄せて蜻蛉切に酌をする。
「その心理なんとやらのことは以前人間がやっているのを見たことがあるが、要は戯れだろ? 比喩で本当に訊ねたい所を上手く隠し、回答者の反応を見て遊ぶ手合いのものと見たがね」
「そうなのか?」
 蜻蛉切は酒をぐびりと煽ってから、恐る恐る御手杵に問う。彼は首を反対側に傾けた。
「んー。俺はこの質問を聞いてくれって言われただけだから知らないけど、そうなんじゃないのか?」
「だって全ての心を持つ者の色恋の始め方がこの四種に限られていたら、つまらんだろう」
 日本号がそう説いた途端、御手杵と蜻蛉切は揃って彼を凝視した。あまりに穴が空くほど見つめてくるので、流石の正三位もたじろぐ。
「何だよ」
「いやあ。その、流石だなあと」
「遠慮するなよ蜻蛉切。正直に言おうぜ。一番年食った見た目してるアンタが言うと納得な気もするが、やっぱり助平臭いおっさんぽさの方が強くて違和感半端ないぞ」
「じ、自分はそのようなことを言いたかったわけではなくて」
「はっはっは、大丈夫だ蜻蛉切承知してる。おい御手杵てめえ目ん玉付いてんのか」
「偵察は苦手だがあんたよりは断然高い」
「そう言えば御手杵、先程その質問を聞いてまわっていると言っていたな? 他の者にも既に訊ねたのか?」
 軽い調子ながら言葉の応酬がやや加速してきた二本を見かねて、蜻蛉切が話題を逸らす。御手杵と日本号の東西槍は、喧嘩をすることなど滅多にないがこういったやりとりが始まると長い。それを遮ってやるのは、いつも蜻蛉切の役目である。
 果たして二本は、蜻蛉切の問いかけに気を引かれたらしい。言い返そうとしかけていた口を噤んだ正三位が答えを待つ眼差しを向け、御手杵は天井を仰ぐ。
「あーそうだ。何人かに聞いた。同田貫と次郎と、ついでに次郎のトコにやって来た太郎と、太郎と一緒に内番やってたらしい長谷部に」
 面白そうな回答の気配を察知。日本号だけでなく、蜻蛉切も身を乗り出す。
「同田貫と次郎は一だって」
「彼ららしいな」
「結果教えたら――そうそう、一は『押して押して押しまくる恋愛』タイプだって――同田貫にはすげーどうでもいいって顔されたけど、次郎には『何だい、あたしに押して欲しいのかい?』ってその場で抱き付かれて俺廊下にぶっ倒されてさあ」
 あのタイミングで太郎太刀が来てくれなかったら俺は圧死してた、と御手杵はぶつくさ言う。大太刀は重い。それは次郎太刀自身分かっているのだろうが、ああいう性格だから仕方ない。日本号は大笑いする。
「はっはっは、そりゃあ見物だったろうなあ! 惜しいものを見逃した」
「他人事だと思いやがって」
 御手杵は唇を尖らせたが、すぐ気を取り直して話を続ける。
「で。太郎は聞いてみたら、三だって。結果を教えてみたら『そうですか』とは言ってたけど、俺の言ってること自体理解出来ないっていう心の声がありありと顔に出てた」
「太郎太刀殿は、幽世にほど近いところにいらっしゃるから」
「期待を裏切らねえ答えで」
「で、長谷部は」
 恐らくこの中で一番若々しい外見の槍は、一息置いてからおかしそうに言った。
「二からの三だって」
「両方か」
 蜻蛉切が驚いたように声を上げる。御手杵は首を上下に振る。
「何でもな、『秘密基地と言うからにはそれ相応の重要な何かが隠されているのだろう? 守りも堅いに違いない。まずは状況を探り、分析して勝算を叩き出す。それから態勢を整え、主にご指示を乞う。そこに多少の損害を被ってでも成し遂げるべきものがあるならば突き進むべきだし、それほどでもないならば退くべきだ。だがそこから先を決めるのは、俺の意思ではなく主の命だ。予め聞いた通りに行くかその場で指示された通りにするか、いずれにせよ俺は従うのみ』、だと」
 へし切長谷部の口調と台詞をそっくり真似したらしい御手杵の身振り手振り声色に、残る二本は漏れなく噴きだす。
「それは、全ての回答を網羅していないか?」
「行動だけ見れば確かにそうだな。だが、軸はあいつの言う通りだろう」
 言いながら、何ともあの刀らしいと日本号は思う。へし切長谷部は決して、主の言うがまま成すがままだけでいる刀剣ではない。主命を尊重し、己で考え己で尽くす男士だ。あの刀の主への献身はたとえ自己承認欲求と裏表であろうとも本物で、だからこそ一番優先すべき主の命と己の尽くしたい形とが一致しない時も、悶々とした感情を呑み込み主の命を押し戴くことを選ぶ。
「相変わらず面倒くせえヤツだな。たかが例え話に、全力で練った答え返してきやがって」
「長谷部もきっと、これがそういう意図の質問だと知っていたらこうは答えなかったんだろうな。俺がネタ明かししたら、『この暇人が』って言いたそうなすげー呆れた目ぇ向けてきたから」
 容易に想像できて、日本号は苦笑した。やはりあの仕事中毒者は、自分以外にも厳しい。それを聞くと少し安堵する自分がいて、不思議な感覚に内心首を捻った。
  再び盃を傾ける。口内において辛く清涼感のある酒は、喉を通ると意外なまろやかさと仄かな甘みで飲み手を楽しませてくれる。御手杵が俺にもくれよと強請るから、少しくれてやる。御手杵はグイと飲み干しもう一杯とまた強請ろうとして、日本号はまあ待てよなあ蜻蛉と振ろうとして、そこで東西槍はやっと何か考え込んでいる風の蜻蛉切に気付いた。
 「どうした、蜻蛉切」
「……主がな」
 俯きがちな、どこか憂いている風の面差し。そう感じ取ったから黙っていたのに、この誠実な大身槍はとんでもないことを言い出した。
「長谷部に連れ合いが欲しいと言っていた」
「は?」
 今度こそ、話題が吹っ飛んだ。
 周囲はよく誤解するが、三名槍において一番の迷打撃を放つのは蜻蛉切なのである。最近短刀達がはまっている現代の遊戯野球で喩えるなら、御手杵がちょこちょこと内野安打と外野安打とファウルを繰り返し、日本号が確実な内野安打で出塁するのに対して、蜻蛉切はあまり打席に立つことこそないが一度立てば場外ホームランをぶっ放すという、そういうタイプだ。
 二本が呆気にとられて言葉を失ってしまったのをどう取ったのか、蜻蛉切は再び口を開く。
「長谷部殿はほら、あの通りの性格だろう?」
「あの通りってどの通りだよ」
 御手杵が的確に掘り下げる。蜻蛉切は答えに迷うかと思いきや、すぐさま言った。
「主は、長谷部殿のあんまりにも人に尽くし過ぎようとする姿勢を危惧されている」
 そこか。いや待て、それと連れ合いとどう関係があるんだ。連れ合いというのは、聞き間違いか?
 日本号は黙って静観する。
「主曰く、アレは長谷部殿の強さだが、あまりに危うくて諸刃の剣となりかねない。長谷部殿のああした言動の根底にあるのは、挺身も厭わない他者への無辺の愛情と自己承認欲求だ。だからこそ、その制止のかけようの難しい在り方が最大の泣き所でもあると」
 まあ、主の称するところも間違いではない。
 愛情や自己承認欲求等というものは、いくら尽くそう満たそうとしても尽くしきることも満たしきることもできない。長谷部は特に欲しがりだから、いくら誉れを与えられても満足できないだろう。
 もっともっと尽くしたい。そう思えば、その行く先にたとえ鉄屑となる未来が待っていようとも躊躇しない。
 それが日本号の知る、長谷部という刀剣だ。
「だから長谷部殿のような方は、人間に尽くそうとのみし続けてしまうと心が磨り減ってしまうだろう、と。彼自身のあの考え方が変わらぬなら、何人の主に何回どう仕え尽くそうと、相手が寿命短き人間である限り、何度も辛い思いを味わうことになるだろう。それが長谷部殿の刀身を磨り減らし、何時しか滅ぼすことに繋がるのを、主は懸念している」
 ーー付喪神にあの世があるならば、ついていきたかった。
 過日落とされた声が、日本号の鼓膜に蘇る。訥々とした、彼らしからぬ何処か諦めの滲んだ語り方は痛々しく、黒田での過ぎ去った日々と同じように忘れようにも忘れられなかった。
「そりゃ仕方ねえよ。愛別離苦なんて、長谷部でなくたって誰でも何にしてもつきものだろ?」
 御手杵は率直だ。その突くことに特化した穂先と同様に潔い。
 件の刀剣にも彼のような潔さがあったら、と日本号は思う。
「あの人も意外とお節介なんだな。ウチの長谷部なんて、数多くいる分霊の一振だろうに」
「はは。そういうわけではないと思うぞ。あの方が求めているのは本霊の在り方の変化ではない。今この本丸にいる長谷部の、切れ味の鋭さのみだ」
 御手杵は目を瞠った。そうきたか、と日本号は呟く。
「苦しみや恐怖は、予感だけでも切れ味を鈍らせる。たかが一時の主を失うが如き懸念で切れ味を鈍らせることは許さない、と主は仰せだ」
 へし切長谷部という刀は、付喪神の中でも特に顕現者の存在に依存しがちだ。その性格を理解して尚、万全の状態で常に戦えるようにしたいと、そういうわけらしい。恒常的な勝利に貪欲な、我らが審神者らしい考えだ。
「あの人も、つくづく戦の鬼だなあ」
 御手杵が呆れたように零し、だからこそこの本丸は楽しいんだがと付け足した。蜻蛉切も全くだと破顔してまとめる。
「そういう次第で、長谷部に一歩進んだ強さ身につけて欲しいのだそうだ」
「で、それと連れ合いがどう関係してるんだ?」
 日本号は問題の一言を掘り起こす。おおそうだったと拳を打つ蜻蛉切は、あれだけ衝撃的な発言をしておきながら忘れていたらしい。
「連れ合いが欲しいというのは、擦り上げ役がいてくれたら、ということらしい。たとえば長谷部殿と同じ時間の感覚で生きていて、まっとうに過ごせば先に天寿の尽きる虞がない、長谷部殿のことを認め気を遣り続けてくれる相手。彼が共にいることを許し、彼が折れそうになったら再起させられる者。そういった相手が傍にいてくれれば、それによって長谷部殿の危うい部分を少しは補え、いつしか長谷部殿自身も主に依存する在り方から少し離れられ、己でその切れ味に磨きをかけられるようになるのではないかと」
「そんなことが可能なのか? 長谷部が主以外に共に歩もうとする奴なんて……」
 ここで御手杵は、ちらりと右隣を窺う。目と目がかち合った。
「なあ日本号。どうよ?」
「あ?」
 そこで俺に来るか。直入だな。日本号は一度、隣人から意識を逸らして考える。
 付き合いは誰よりも長いと自負している。奴自身のことを正確に理解できているかというと微妙なところがあるが、あの複雑な性格に付き合うのももう慣れた。普段何のかんのと言い争いはするけれども、昔から奴のことは黒田の宝刀にして戦友だと認めている。あの危なっかしい性格は放っておけないし、好きか嫌いかと問われれば。
「まあ、俺ならばその条件に適うだろうな。面倒臭ぇ奴だが、あいつに折れられると困る。本霊も傍にいるよしみだ。この本丸にいる間なら、多少は世話見てやったっていいぜ」
 すると何故か、御手杵は微妙な面持ちになった。
「あー、あのな。俺が今聞いたのは、長谷部に連れ合いが必要だって意見についてどう思うかってことなんだが」
「え?」
「え?」
 束の間の沈黙。
 三人分のけたたましい絶叫が響いた。それはまるで戦の始まりを告げる法螺貝の音の如く、本丸の夜空に長く尾を引いた。








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ATSU★CASHI山だけでなく5面をぐるぐるしてるのにギネさんが出ないから腹いせに書いた。
需要なんて知らぬ。私が書きたいから書くのだ。

このままだとギネさんが出るより先に第二部隊の練度がIKE★D!Y!屋に達して下手するとギネさんより先に号さんが来たりするんじゃないかとか思わないでもないけど、槍がそんなに甘く揃うものじゃないとかシッテルシッテル。
ちなみに蜻蛉さんは来ました。来た瞬間「ッしゃオイッ」と叫びました。

それからじたろう太刀とWABOKUとチャァが来ました。何やかんや大太刀が3/4そろってるしレア四刀も半分揃ってる。

でもギネさんが来ない。


ギネさんが来るのが先か、またはこの三本槍阿保コメディを書き終わるのが先か。それとも、おかめの興味関心が他に逸れるのが先か……!?

★ 激戦を制すのは、誰だーー!?(続)