※夏ミカン様宅Ⅰ主さん(剣神外見)であるサルムさん、Ⅲ勇者♀であるマリアさんと拙宅Ⅲ勇者♀のサンドラ、Ⅸ主♂のナイン・キュロス(今回は交流話のため姓のキュロスを使用)の交流話です。「舞踏会(仮)」のサイドストーリーになりますので、先にそちらを読むことをお勧めします。
女装、男装描写もございますのでご注意を。












 眼前に広がる色彩の豊かさに、サルムは眩暈がした。ラダトーム城の王の間ほどある空間には何十という衣装棚、何百というドレスがかけられている。ローラの着るようなシフォンとリボンのふんだんに使われたドレス、ピカピカするサテンのドレス、年配のご婦人が好みそうな長袖詰襟のドレス、挑戦的な令嬢のようにどぎつい大胆なドレス、見たこともない風変わりな模様のドレス……ルドマン氏が衣装売りと連携して、参加者のためにたくさん衣装を用意したとは聞いていたけど、これだけのものをそろえるなんて並のことじゃない。

 これも商売の一環なのだろう。商人というのはつくづく恐ろしい。

「とんでもない量! ソフィア達にも見せてあげたいなあ」

 マリアはほう、と感嘆の溜め息を吐く。対してサンドラはふーんと気のない相槌を打ったが、マリアに顔を向ける。

「一人五着くらいなら、ただでくれるらしいわよ」
「本当!?」

 マリアの大きな瞳がきらきらと輝く。後で考えなくちゃ、と友人への思いを込めて辺りをきょろきょろと見回す彼女の隣で、サンドラはどうして各世界のルドマンという人はこうも太っ腹なのか、自分も子をなしたらルドマンと名付けてみようかなどとどうでもいいことを考えはじめた。

「さすがですね。前日に参加者が好きなものを取っていった後だと言うのに、なかなかの質と品ぞろえです」

 手近な衣装を見定めていたキュロスが、三人のもとに戻って来て言う。その手には既に、五着の燕尾服がある。

「では、マリアさんはお好きな衣装を選んでください。サンドラさんは動きやすければ何でも結構とのことでしたので、軽く見繕ってみました。これを試着なさってみて、いまいちなようなら他のものを探してください。サルムさんは僕と一緒に衣装選びです」

 サンドラが渡された燕尾服にナイフを仕込めるかどうかをチェックする一方で、マリア、サルムとキュロスは広大な衣装の海へと乗り出した。
 サルムは自分より随分小柄な少年の後をついて歩く。少年であるとは言え、男とは思えない滑らかな背中を露出させたそのドレス姿を見ていると、自分もこれからこうなるのかなどど考え、更にその先も予想して頬が思わず熱くなる。
 女装なんて恥ずかしい。だが仕事なのだから、割り切らねば。

「サルムさん」
「はい!?」

 急に身を翻したキュロスに驚いたサルムは、上ずった返事をしてしまった。しかし元天使は軽く首を傾げただけで、すぐに何もなかったかのように話し始める。

「本当はサルムさんにもお好きな衣装を選んでいただきたいところなのですが、影武者であること、女性に見せなければならないことを考慮して、勝手ながら僕の方で選ばせてもらいます。ですが、どうしても嫌な衣装なら遠慮せずそう仰ってください」
「う、うん」

 キュロスは歩きながら、衣装棚から時折衣服を抜き取っていく。それなりの速さで歩いていているし服を出して見てもいないのに、どうやって選んでいるのか謎だ。

「サルムさんは体つきが柳のようで、喉仏もさして出ていないし、典型的な女装向きの外見をしていらっしゃいます。所謂『着飾れば女性より綺麗になれる男性』です。だから、通常の男性より衣装の幅は広がりますので、僕としても選ぶのが楽です」

 これは男として、戦士として喜んでいいのだろうか。
 サルムが複雑な気持ちでいるとは露程も知らず、キュロスはさっさと服を取りながら先へ進む。

「ですが肩まわりと二の腕のあたりに少々筋肉がついているところが、普通の女の人に化ける分なら何ということありませんが、身体を鍛えることなど知らない令嬢としては不自然です。また、足の方も同様の理由で目立たないようにしないといけません。それから勿論胸にも詰め物をしなければなりませんから、僕のような胸元の見えるホルスターネックは除外します」
「君は、そのデザインで大丈夫なの?」

 サルムの何気なく口を出た疑問に、キュロスが彼の方を向く。それから制止どころか瞬きをする間も与えず、バッと胸元の衣装を開いた。思ったよりれっきとした谷間が覗くのを見て取ったサルムは、反射的に目を覆う。

「ご覧の通り、魔法で少々外見を操作しましたので問題ありません。僕ら天使はもともと両性具有ですが、成人の儀の際に性別を決めてからはその通りの外見にしているのです。僕も男に決めているため普段乳房はありませんが、こういうことも可能です。もっとも、人間になってからは変化能力も劣化しまして、もともとの顔立ちやパーツの位置などは変えられなくなってしまったのですが……どうかなさったのですか?」
「しまって! しまうんだ!」

 サルムの切羽詰まった声と、その耳が赤くなっていることに気付いたキュロスは、理由こそ分からないものの衣服を正した。

「申し訳ありません。胸元を開くことはいけないことなのですね」
「いけないと言うか……うん、そうだな。開かない方がいい」

 分かりました、とナインは事務的に返してまた衣装選びに戻る。サルムは知らず額に浮かんでいた汗を拭った。
 全く、天使というのは全世界共通でナイン・ネオ・エンジェライトやノエル・クミ・セラフィナイトのような何事にもソツのない善良かつ無垢な人々だと思っていたのだが、どうも世界によって差が激しいらしい。生態的にも、思考的にも。

「衣装の選択基準について、引き続き説明します。先ほど申し上げた基準の他に、今回はダニエラお嬢様のご趣味も考えなければなりません。あの方は見たところ、なかなか勝気な性格のようですね。少女らしい甘さを残しながら、大人の香りも漂うドレスがお好きと見ました。ですから、姫君や人形の纏うようなフリルとリボンの多い服ではなく、程々にその要素の装飾もある、シンプルなデザインのものがいいでしょう。と言うわけで」

 キュロスは説明をしているうちに、めぼしい衣装は取り揃えることができたようだ。左右の手に五着ずつ、それを満足げに眺めてサルムににこりと微笑む。

「お待たせしました。試着と参りましょうか」

 ――ああ、ついに来た。

 サルムはごくりと喉を鳴らす。
 普段から先祖や恋人、女性勇者達に可愛い可愛いと愛でられ慣れてはいる。だから女装で影武者と聞いて、羞恥心は相変わらずあるものの嫌悪はなく、覚悟も決まっていた。
 しかしそれにも関わらず今生唾を飲んでしまったのは、女装に対する緊張のせいではない。目の前の、外見は美しくありながらも思考回路がおかしい少年のせいだ。
 ただ試着をしてドレスを決め、女装をするだけなのは分かっている。けれど、どうしてこんなに不安なのだろう。一体、この不安はどこから来るのだろう?

「試着室の用意もばっちりですね。これだけあるとは、どこからともなく部屋が湧いてくるリッカの宿屋もびっくりです」

 キュロスの女装の腕が確かなことは分かっている。それは彼自身の今の格好で一目瞭然だ。美少年天使ナイン・キュロスは今、ダニエラ嬢の女友達、ダークヴァイオレットのドレスが似合う美少女である。エクステだという編み込みハーフアップだって完璧だ。
 なのに、どうしてこんなに心配なのだろう?

「さて、では衣服を脱いでください」

 サルムは得体の知れない不安を抱えながらも、言われるままに下着以外の服を脱ぐ。キュロスは彼が服に手をかけ一枚一枚脱いでいく様を、じっと食い入るように見つめている。
 はっきり言おう。怖い。

「あの、何を見ているんだ?」
「サルムさんの肢体を拝見しながら、ドレスを着た姿をイメージしているのです。どのドレスが一番、ダニエラお嬢様らしく見せながら、サルムさんの美しさを引き立てられるのか……」

 キュロスは至って真剣な面持ちで、言う。

「変装、特に女装とは、なりきることが肝要です。サルムさんは今から、老若男女全て、勿論刺客ですら、貴方の手を引いて閨へと誘いたくなるような、瑞々しく清純でありながら仄かに官能をも含む果実、もとい乙女にならなくてはなりません」

 これって色任務だったのか!?
 サルムはその瞬間、これまで自分恐れてきたものの正体を知った。同時に物凄く帰りたくなり、無意識に出口を探す。駄目だ、キュロスの隣を通過しなくてはならない。遠距離を得意とする賢者タイプの彼をまくのは難しい。
 それに、この任務は自分一人が受けているのではない。今逃げたら、先祖やマリア、クオに迷惑をかけることになるし、何よりシアンの顔に泥を塗りかねない。

 ――アレク様、みんな……オレは、やります。

 サルムは今度こそ、覚悟を決めた。

「これはいかがですか?」

 キュロスは、自分の比喩表現をサルムが文字通り受け取って誤解しているなど知らぬまま、ドレスを二着示す。ピンクホワイトの肩掛けをバラ飾りで止めた赤いサテンのイブニングドレスと、大きな丸襟からシフォンのゆったりとした生地がカーディガンのように腕を包み、ウエストをベルトで絞ったミントクリームのマーメイドドレスである。

 二つを見比べて、サルムは困る。こんなものを、自分が着こなせるのだろうか?

「オレには、どちらも似合わない」
「何を仰いますか。どちらも貴方は着こなせるほどの素養がありますのに」

 そう言って、キュロスは戸惑うサルムの前にミントクリームのドレスを翳す。

「たとえばこれでしたら、貴方の色素の薄く儚い印象にぴったりと合うでしょう。その、天にまします神の作りたもうた清き天空は貴方の瞳、天使の羽で織りし雲はこのドレス……ええ、人の目に触れたら消えてしまうさる妖精のように、参加者は貴方のことを見るでしょうね」

 サルムの口元が引き攣った。こんな言い回し、小説くらいでしか聞いたことはない。どう返したらいいんだ。
 逡巡して、どうにか絞り出せたのは一言だった。

「大袈裟な……」
「いいえ、本当です。でも僕は今回の場合、こちらの赤いドレスの方がお似合いだと思います。貴方の艶やかな金の髪には、この赤が情熱を添えましょう。白い肌は更に透明な輝きを増し、見る者は皆唾を飲み手を――」
「それにする!! それを着るから貸してくれ!!」

 耐え切れなくなったサルムは、叫ぶようにして言葉を遮った。それでもキュロスは承知しましたと平然とした面持ちでドレスを手渡し、着付けの補助に入る。あまりにも彼に感情の揺らめきがないので、サルムは平素沈着である分、自分が落ち着けないことに動揺していた。

 そしてただでさえも動揺していたのに、鏡に映った自分のドレス姿を見て狼狽を隠せなくなった。

「こんな……他人に見せられたもんじゃない!」
「慣れないからそう思うだけです」

 ナインはサルムの後ろから鏡を覗き込んで、良しと頷いた。

「次、化粧します」
「えっちょっと待ったチェンジを」
「これで正解です。あまり抵抗なさるようなら、僕が錬金釜も使用せず手ずから作り出した最強の男女兼用装備、エッチなドレスを着ていただきますよ」

 嫌なら言えって言ってたくせに!

 サルムは抗議したくて抗議したくて仕方なかったが、彼の言う最強の装備を着せられることが恐ろしすぎて言葉を発せなかった。

 あれよあれよという間に今度は鏡台の前に座らされ、ドレスが汚れないよう布を被せられて、前髪を上げられる。まるで人形扱いである。

「サルムさんは顔の造作は勿論ですが、特にお肌が綺麗ですので化粧は薄くていいでしょう。あまり盛ると舞台に向かう芸人のようですからね」

 鏡台にガシャ、と幼児の頭ほどのポーチが置かれた。キュロスは慣れた手つきでそれを開いて中を探り、サルムの知らないアイテムを取り出す。

「何だ、それは?」
「化粧水です。これをつけないと化粧が肌に馴染みません」

 キュロスは容器のキャップを開けて、掌の上に透明な液を適量垂らしてからサルムの肌に優しくつける。掌は予想していたより柔らかく、優しく彼の肌の上を滑った。

「思った通りです。十にも満たない子供とも張り合える肌……」

 キュロスは鏡越しにサルムを見つめ、莞爾とする。

「これは化粧のしがいがありますね」

 サルムは泣きたくなった。

 化粧水に続いて保湿クリームに何だか分からないオイル、液体ファンデーション数種類とパウダーファンデーションを万遍なく塗られ、更にチークだとかアイシャドーだとかの粉を、何回も筆を変えて施される。気が遠くなる思いの化粧は、最後にナチュラルレッドの紅を唇に引いて、やっと終了した。
 鏡に映る自分のはずの他人に、サルムはまた意識が遠のきそうになる。

「しっかりしてください。あと髪だけです」

 キュロスは強引にサルムの気を奮い立たせ、また妙な道具を使って彼の髪をいじり始めた。いつも垂らしている前髪は上へ、立てている髪と共に後ろで一つにまとめられ、髪を引っ張ったり巻いたり編んだりと、サルムからは何をしているのか見えずにもどかしい思いをしているうちに、キュロスの手が離れた。

「はい、完成です」

 久々の自信作です、やはり素材がいいと仕事がやりやすい、との言葉に、君はオレを人間だと思ってないだろうと返したくなったが、あまりにも晴れやかに笑うのを見て何も言えなくなってしまった。

「では、少々そこでお待ちください。マリアさんとサンドラさんの様子を見てまいります。顔に触れたり目をこすったり、髪を崩さないように気を付けてくださいね!」

 そう言って、匠は颯爽と去って行った。その背中をぼーっと見送ってから、改めて近くに設置されていた姿見を見る。

 そこに映るのは、金髪を後ろで夜会風な編み込み団子にまとめた、見覚えのない少女だった。いつも顔に垂らしている前髪がないことに、強い違和感を覚える。目は釣りがちであることに変わりないが、常よりくっきりとして大きいように感じられた。よくよく見れば、睫毛もくるりと上を向いている。肌は化粧をしたとは思えないほど透き通って白く、濃すぎない頬と唇の赤も合せて見れば白桃のようだ。

 首はやや筋が目立つかもしれない。だが肩と二の腕の筋肉は肩掛けで隠されて、上品な曲線を描いている。胸は……動揺していたため何を入れられていたか思い出せないが、見事にそれらしくなっている。くびれも女性のものであるし、ドレスの裾に施されたフリルとやや低めのヒールもたおやかな仕様である。

 サルムはじっくりと見たことのない少女を見つめ、やがて大きな溜め息をついた。

「どうしよう……」

 これは、まごうことなく女の子である。大きく長い溜息をもう一度ついてから顔を手で覆うとしたが、キュロスの言葉を思い出して慌てて手を後ろで組んだ。
 既に疲労を感じ始めているというのに、これからこの服装で会うのである。女性として、アレクと。

「……ああ……そうだった」

 サルムの顔から血の気が引いた。
 そうだ、この格好で敬愛する先祖と行動したり、踊ったりするのだ。女性パートは覚えてきたからダンスに心配はない。けれどその前に、こんな男らしくなく、女々しい姿を見て、アレクはどう思うだろうか? 情けなく頼りない子孫だと思わないだろうか?

 ――帰りたい。

 サルムは忘我の境地で立ち尽くす。しかし彼は真面目だから、いくら帰りたい隠れたいと思っても、実際に足が動くことはなかった。

「サルムさんごめんなさい、待たせてしまって」

 化粧室の扉が開いて、サルムは思わず後ろに飛びのいた。扉から入って来た人物――シトラスのドレスをなびかせたマリアは、彼の姿を目に入れた途端に笑顔が凍り付いた。

「思った通りの完成度ね。良い腕してるわ」
「恐れ入ります」

 その後ろからやって来たサンドラがポーカーフェイスで口にしたのは、一応賛辞らしい。そういう彼女もタカ・ラヅーカ歌劇団のような凛々しい男装っぷりである。サルムは彼女が羨ましくなったが、それより凍り付いてしまったマリアの方が気にかかった。

「ま、マリア様……」
「ご、ごめんなさい! すごいです。とっても綺麗で似合ってますわ。似合いすぎてて……私、女の子としての自信なくしそうです……」

 しょんぼりとしてしまったマリアに、サルムはわたわたとして声を張り上げる。

「そんなはありません! マリア様の方がずっと可愛いらしく女性らしいし綺麗です! ドレスも、その花のコサージュもお似合いです! それに比べてオレなんか――」
「やめなさい」

 冷静さを失ったサルムの言葉を、サンドラが止めた。言葉は素っ気ないが、顔に冷たい感情はない。

「過剰な卑下は他人を傷つけることもあるのよ、サルム君。マリア、貴方もそんなに落ち込むことはないわ。貴方とサルム君の綺麗さは全くの別種、どちらがより美しいかなんてない。貴方はとても素敵な女の子で、サルム君も素敵な子。何も気に病むことはないし、二人とも自分にもっと誇りを持つべきよ」
「ありがとう、サンドラ」

 マリアはサンドラを仰いで、微笑んだ。サンドラは軽く頷いたのみで、それからまたサルムに目を戻す。

「それにしても、本当に貞操が心配になるくらいの女性っぷりね。せいぜい、貴方のヒーローによく守ってもらいなさい」
「えっ、なっ……! いや、オレは自分の身は自分で……!」

 狼狽の濃い台詞は途中で途切れ、サルムは恥ずかしさに耐え切れずしゃがみ込んだ。
 いつもと違う面子はツッコミ所ばかりで、自分は女みたいで、これからパーティーで、令嬢のフリをしたまま食事歓談の他、ダンスまでしなければならない。しかも、その相手は。
 脳裏に、憧れの人の優しげな笑みが浮かぶ。サルムの顔に更に血が集まった。

「オレ……オレは……」
「オレじゃなくて私、でしょう? お嬢様」

 己より男らしい少女にそう言われ、令嬢は意味のない呻き声を漏らした。





(後書き)
アンケート兼リクエストにて、いつもお世話になっております夏ミカン様からご要望頂いた、夏ミカン様宅ヒーローズと拙宅ヒーローズのコラボ話でした。

今回お借りしたのはⅠ主(剣神外見)のサルムさん、Ⅲ勇者♀のマリアさんでした。うちからは同じくⅢ勇者♀のサンドラ、Ⅸ主♂のナイン・キュロスを出しました。

交流ということ以外内容の指定はございませんでしたので、夏ミカン様宅一の中性的美少年と噂のサルムさんを中心にして、定番・女装を中心にだらだらと書かせてもらいました。本当はこのバックストーリーというか、本来の話(?)は舞踏会にて富豪の娘(サルムさんにちょっと似てる)の身代わり警護、という任務に夏ミカン様宅と拙宅の主人公がつく話なのですが、そちらはまだ執筆中です。あとで上げます。よく分からなかったかもしれませんが、如何でしたでしょうか?

夏ミカン様宅のアベルさんの世界にいるルドマン氏が開くパーティーに参加する富豪父娘を守ろうとするのですが、サルムさんはそのダニエラお嬢さんの身代わりとして女装、うちのナインはその警護のため友人役として女装、マリアさんは本物のお嬢さんの警護のためパーティーの装いをし、うちのサンドラはお嬢さんのパートナー役兼護衛として男装という、そういうことです。ちなみにサルムさんのパートナーはアレクさんが務めます。

まだ本筋の方ができてないのに、先にあげてごめんなさい……。描写もっと頑張りたいです。ドレスのパーツとかパーティーヘアの描写とか難しい……。後ほど修正入るかもしれません。すみません。

ちなみにどうでもいいことですが、タカ・ラヅーカ歌劇団は勿論有名なあれのパロディです(笑)
それとナインに疚しい気持ちは一切なく、至って真面目に変装職人やってるんだということも付け足しさせてください。エッチなドレスの開発もその一環です。

ともあれ、夏ミカン様、この度はリクエストありがとうございました! これで良ければどうかお納めください。夏ミカン様のみ限定、無断転載は禁止とさせてもらいます。ないとは思いますが。

では皆様、ここまでおつきあい下さりありがとうございました。
またお会いできましたら幸いです。




20140718